おすすめCMS20選
目次
みなさんは「CMS」という単語を聞いたことがありますか。
ウェブページなどを自分で管理している人には「そんなの知ってるよ」だと思うが、CMSとは「コンテンツマネジメントシステム」の略です。おそらく2005年くらいからだんだんと普及してきました。
ウェブページには、当然テキストであったり、画像であったりと、さまざまなコンテンツから構成されていますが、そのコンテンツをわかりやすく管理し、更新や配信をラクに済ませる事ができるのがCMSの特徴です。
企業などで、今やWebページを持っていないところはほとんど存在しません。それほど、現在では重要な役割を持っています。Webページでは様々なことが展開(ショッピングサイトやカテゴリごとのページなど)が可能なため、個人でも導入しようと思っている人も多いです。
でも、Webページ作成はハードルが高いのもたしか。「ホームページビルダー」や「Dreamweaver」などのソフトを使ってもいいのですが、それでも知識がある程度必要になる。
なので、様々な状況で機能はかなり限定されてしまうが、「フリーブログでいいか・・・」となる場合が多いと思ういます。アメーバブログとかはてなブログとか色々ありますよね。
でもブログは、あくまでも「日記的」な位置づけ。それ以上のことはほとんどできません。自由度が低いんです。
基本的には更新順に記事が並ぶので、目的のコンテンツを探すことが難しかったりもします。
Webページが、ブログのように簡単に更新できたり、管理できたりしたらいいな、と思っている人はたくさんいると思います。
また、本格的にブログやサイトを展開したい人にとってネックになるのは、「プロバイダのサービスやブログサイトでは検索サイトに引っかかりにくい」と言うことだ。
Googleなどは人が検索しているわけではなく(当たり前ですが)、「ロボット検索」を実施している。ロボットがクロールしてウェブサイトのアクセス数やユーザーの滞在時間を解析してキーワードにたいして上位表示したり、下位表示したりしています。
プロバイダやブログサイトに依存されている場合、自分のページが置かれているサーバーへはアクセスされにくい。検索の上位にHitしないので、アクセスも思うように伸びにくいです。これでは、本格的にホームページで展開していくなら独自ドメインでの運用が必須です。
そこで、CMSが注目されだしました。
CMSなら、複雑なWebページであっても、あたかもブログを更新しているかのように作成できます。
訳のわからないHTMLやCSSや、ディレクトリ構成をアタマに叩き込まなくても良いです。(細かくカスタマイズしていくなら、HTMLもCSSも通らなければならないですが)
自分のページがあるサーバーにデータを置けるし、ロボット検索にもHitしやすくなります。
レンタルサーバーとともにCMSが注目されているには、こういった背景があるのです。
さて、ではCMSにはどういったものがあるのでしょうか。単純にCMSとってもさまざまなサービスがあるので、いくつか紹介してみたいと思う。
2014年目的別おすすめCMS20選
超お勧めのCMS
以下の2つのCMSは、とても使い勝手がよいのでお勧めできます。
WordPress(http://ja.wordpress.org/)
baserCMS(http://basercms.net/)
WordPress
WordPress(ワードプレス)は、まずは押さえておきたいところです。
良い理由はいくつかあるが、CMSシェアナンバーワンの安心感です。あなたがみているウェブサイトのほとんどはワードプレスで作られています。
当然、使用ユーザーが多いため、情報が非常に豊富である。書籍も探せばたくさんあります。
知りたいことはインターネット上でほとんど完結します。
そして、テーマやプラグインが豊富に存在することです。
見た目にこだわりたい場合や、たくさんの機能を組み込みたい時に重宝します。
そしてなにより、基本的なページの構造が作りやすいです。
HTMLなどの知識がなくても、それらに一切触れずに進めることもできるのは非常に便利です。
ちなみに当サイトもWordPressで運営しています。
baserCMS
baserCMS(http://basercms.net/)
baserCMS(ベイサーシーエムエス)の特徴は、ブログ機能やメールフォーム機能がついていて無料で使えることです。紹介サイトでも「コーポレートサイトにちょうどいい」をうたっており、企業でも使用できる高品質なサイトが構築できる。
企業でもというより、企業用ページの作成にとてもおすすめできます。
ここもユーザー数が多く、ネット上にコミュニティサイトがあるなど、情報量は豊富で困ることはないでしょう。
ページを設置したあとの更新作業も、Web管理者でなくても実行できるし、完全に国産であることも安心感につながっていると思います。
お客様にウェブサイトを納品した後の更新も、素人でも簡単に更新できるのも大きなポイント。
お勧めのCMS
オープンソースで無料!コミュニティやチュートリアルが豊富で導入がラク!
Joomla
(http://joomla.jp/)
Joomla(ジュームラ)の特徴は、更新する上で重要や管理画面が使いやすく、さらに高品位なテンプレートが豊富にそろっていることです。
海外では、WordPressと並んで高い人気を誇っています。
日本語サイト上に、コミュニティのリンクが貼られていて、いろんなフォーラムで問題を解決できます。
Dot Net Nuke
(http://dotnetnuke.jp/)
Dot Net Nuke(ドットネットヌーク)は、上記サイト自身がコミュニティサイトの役割を果たしています。
更新の際には、WordやExcelを使い慣れた人ならスムーズに導入できる「リッチテキストエディタ」を使用しているので、簡単にコンテンツを編集できるのが特徴です。デザインのテンプレートも徐々に増えつつあり、なかなか使いやすいです。
XOOPS
(http://xoopscube.jp/)
XOOPS(ズープス)は、多数のモジュールやテーマが使えるので、構築や更新作業がとてもやりやすいです。
また、Web上に様々な解説サイトやコミュニティがあるので、情報交換が可能で何かと困らないと思います。
上記サイトに、モジュールやテーマのリンクが貼られ、多様なサイトを作ることができるはずです。
Drupal
(http://drupal.jp/)
Drupal(ドルーパル)の良いところは、幅広い商取引や、サービスを可能にするサイトを構築できる懐の広さにあります。ユーザーと開発者間で、大規模なコミュニティを所有しており、何かと役に立ちます。
日本ではまだあまり知られていないが、海外ではたくさんの実績があるため、これからの国内普及にも期待できます。
オープンソースで無料!ガイドブックもあって導入がラク!
Geeklog
(http://www.geeklog.jp/)
Geeklog(ギークログ)は、「セキュリティギーク」をうたったCMS。セキュリティに力を入れていて、様々な権限を付与しての共同開発が可能になっています。
また、開発陣の対応も迅速で、軽い動作の管理画面と合わせ使い勝手も高です。Amazon等で書籍が購入できるので、導入の手助けになって良いでしょう。
Concrete5
(http://concrete5-japan.org/)
Concrete5(コンクリートファイブ)も、活用ガイドブックの発売が決まっていてAmazonで確認することができます。
ターゲットは、普段WordやExcelを使えるレベルの人(Webには初心者)としており、そのため管理画面も直感的に扱えてあまり迷うことがありません。サイト構築の仕方もとてもロジカルでわかりやすいです。
Zope
(http://www.zope.org/)
Zope(ゾープ)は、すでに海外では定評があり、日本でも企業を中心に認知度が上がってきました。
盛んにセミナーなども行われており、敷居が低くなったといえます。柔軟性やアクセス管理に優れており、できることは幅広いです。書籍と併せてインターネット上にも情報が多くなってきており、これからの展開に期待が持てます。
純国産でわかりやすい!安心!なCMS
SOY CMS
(http://www.soycms.net/)
SOY CMS(ソイシーエムエス)は、純国産のCMSとして生まれた。連携ツールを使用して、ショッピングサイトを簡単に構築することも可能です。
国産のメリットを生かし、マニュアルやサポート、各種機能等、非常にわかりやすく記載されているWebページ等、初めてCMSを使用する場合にも安心できるのが良いですね。
Magic3
(http://www.magic3.org/)
Magic3(マジックスリー)も国産のCMSだ。「ウィジェット」という概念があり、それを入れ替えていくだけで全く新しい機能を追加したり、機能のバージョンアップをしたりということが簡単にできます。
また、Joomla!とテンプレートの互換性があるため、多彩なWebサイト表現が可能で、デザインにこだわれると思います。
SNSに特化!社内イントラなどにも使用できるCMS
Open PNE
(http://www.openpne.jp/)
Open PNE(オープンピーネ)は、国産のSNS向けのサイト構築に特化したCMS。もちろんそれ以外のサイトも作ることは可能だが、やはり得意なのはコミュニティサイトです。ここも専用コミュニティサイトがあり、情報が豊富です。サークル、ファンサイトを中心に多数の実績があります。社内イントラ等にも使える汎用性を持っています。
Elgg
(http://elgg.org/)
Elgg(エルグ)も、SNS向けのサイト構築を得意としています。Open PNEが国産でわかりやすい反面、少しハードルが高いかもしれません。ただし、ユーザーグループが多数存在し、情報交換があることと、強力なユーザー管理機能と柔軟なテンプレートがあるために、以外と侮れないと思います。海外では様々なSNSサイトで実績があります。
☆☆☆より上を目指す!大規模なサイト構築も可能なちょっと上級向け☆☆☆
OpenCms
(http://www.opencms.jp/)
OpenCms(オープンシーエムエス)は、付属のWYSIWYG(ウィジウィグ)エディターを使用して、編集時に画面で見たそのものが構築でき、簡単にコンテンツを作成できるのが特徴。日本でも大規模サイトを中心に導入事例があるなど、実績も確かで安心できるが、少しハードルが高いかもしれません。
Publish
(http://ez.no/jp)
<ref=”http://app-project.net/wp-content/uploads/2014/02/eZ_Systems_Enterprise_Content_Management_System___Enterprise_Web_CMS_Open-Source.png”>
eZ Publish(パブリッシュ)は、個人ブログから大規模サイトまで対応できる柔軟さが特徴といえる。幅広く、個性的なプラットフォームを持ち、マーケティング分析や顧客管理機能に長けています。
様々なデジタルサービスを提供でき、企業や官公庁等での実績もある反面、個人ユースとしては比較的難易度が高め。
MovableType
(http://www.sixapart.jp/movabletype/)
MovableType(ムーバブルタイプ)の特徴は、デュアルライセンスということだ。最小限の機能を持つオープンソース版と、機能強化したPro版とがあり、用途によって選べます。もちろん、Pro版は大規模サイト構築まで対応可能で、クラウドを使った管理など、よりセキュアな環境で操作できるのが他のCMSとの違いです。
Wiki系CMS
Wiki(ウィキ)とは、独自の文法を使用し、Webブラウザ上から簡単に内容を書き換えることができるCMSの一種。Wikipediaのようなサイト専用ということではなく、通常のWebページを作成することが可能。まとめサイト等によく使用されています。
まとめサイトアフィリエイトなどが流行っていますが、以下のCMSを導入すると運営更新もが楽で気軽に作れるでしょう。
MediaWiki
(http://www.mediawiki.org/wiki/MediaWiki/ja)
MediaWiki(メディアウィキ)は、もともとはWikipedia用に開発されたものだが、今では様々なウィキサイト(まとめサイトなど)で使用されています。他の多くのCMS同様、無償で使用でき、オープンソース化されているので、誰でも手を加えることができます。サードパーティ製の拡張機能を使用してカスタマイズできるのが特徴。
ゲーム系の攻略サイトなどにも使われることがあります。
PukiWiki
(http://pukiwiki.sourceforge.jp/)
PukiWiki(プキウィキ)は、導入実績もあり機能拡張用のプラグインも多いWikiです。言語として、漢字などを扱うこともでき、Web上に様々なPukiWiki解説サイトもあって導入しやすいのが特徴。サイトの構築方法もよく考えられており、すぐに理解できる手軽さがある。MediaWiki同様、いろいろなプラグインが用意されています。
こちらもゲーム系の攻略サイトに使われることがあります。
EC系CMS
ECとは、エレクトロニックコマース(eコマース=電子商取引)のことで、インターネットなどを利用して、契約や決済などを行う取引形態、つまり、決済までネットで完結できるネットショップです。これらのサイト構築に特化したCMSをEC系と呼びます。
EC-CUBE
(http://www.ec-cube.net/)
EC-CUBE(イーシーキューブ)は、国産であり、日本でのシェアNO.1を誇ります。現在、20000店以上のネットショップ等で導入されており、実績も信頼性も確かです。これからこういったサイトを立ち上げようとした時、まず参考にすると良いでしょう。上記サイトには、実際に開店までのシミュレーションがあったりしてわかりやすいです。このあたりも国産の魅力でしょう。
楽天ショップやYahoo!ショッピングは出店料や決済手数料をとられるので、無料で運営していきたい場合はECキューブでの運営を検討すると良いと思います。
Zen Cart
(http://zen-cart.jp/)
Zen Cart(ゼンカート)も代表的なオンラインショップ構築システムです。サイト上に「デモサイト」があり、実際のショップ機能を体験できるのが良いですね。国内でも導入が増えており、商品が多くなっても重くならずに、大規模なショップを構築しやすいのが特徴。サポートフォーラムもあるので、疑問があっても解決しやすいでしょう。
以上、おすすめCMS20選を紹介してきましたり
ここまででわかるように、どのCMSも好みはあるが「より簡単に・専用の知識を必要とせず」更新できるように創意工夫がこらされています。
現在は情報のスピードが鍵です。
すぐに更新、展開できるフットワークの軽さが求められます。
従来のWebページ作成ソフトでは、更新もままならず、面倒で挫折してしまった人も多いかもしれません。
CMSなら、ブログを書くようにブラウザから更新できる手軽さがあります。
もちろんブログでは展開できない高度なページを構築できます。
デザイン、運用の手軽さ、管理・構築のしやすさなど、何で選ぶかは人それぞれになると思うが、ぜひCMSを導入して、他の人とは違ったWebページでアクセスの増大を狙ってみてはいかがでしょうか。
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